先日、参道の玉砂利(たまじゃり)が新たに敷き詰められました。
今年の元日からのお参りが多かった事や、10年ぶりに雪の無い正月を迎えた事から、玉砂利が少なくなっておりました。
伊勢の神宮をはじめ明治神宮などにも玉砂利が敷いてありますが、玉砂利とは神社の参道に敷き詰めてある特別な小石の事です。
日本では昔から神聖な場所には、綺麗な石を敷き詰めます。玉砂利も清浄さを保つために敷かれています。
鳥居をくぐって参道を進む時、参拝者は清浄な石を踏む事によって次第に身を清め、心を鎮めて最高の状態で祈りが出来るよう、気持ちを整えながら神様の場所へ向かいます。
こうした祈るまでの姿勢の持ち様も参道の中に込められており、玉砂利には魂を安らかに清めるという効果があります。